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Last Days Of April JAPAN TOUR 2004@原宿ASTRO HALL
LDOA見てきました。よかったです。
完。



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| LIVE2004 | 03:00 | comments(2) | trackbacks(1) |
TOUR MATSURI SESSION: at SHIBUYA-AX / ZAZEN BOYS
ZAZEN BOYSが2nd『ZAZEN BOYS II』を引っさげて行ったツアーのファイナル。なんだかんだで観るのは今年3回目。
感想としてはとても楽しかった。終始鉄板を鉄の爪で引っ掻くようなメタリックテレキャスサウンドとゴリゴリというよりも最早ガリガリ(痩せてるって事じゃなくて)な感じの図太すぎるばかりか、たまにシンセみたいな音まで出してみせるベースと遠くで聴こえる馬鹿太鼓の音色の中でMATSURI SESSIONを堪能。新作の曲だけでなく、前作の曲も大胆かつ自由度の高いアレンジで披露されていて、新曲は無かったけれど、まあ観客を飽きさせないライヴだったんじゃないかと思う。

今更ながらに町田のヤンキーのベースはバカテクであり、ソロ演奏に次ぐソロ演奏、アドリブに次ぐアドリブ、最後は延々とジャムセッションして終わっていくという、10分近くの長尺でプレイされた非常にファンキーな感じの『開戦前夜』においても2分近くもの間早弾きしっぱな
しなのにも関わらず少しも音にブレがないというその事実が、リズムにノる
事を忘れさせる。そして今更ながらに彼のフロアの煽り方がすごくツボには
まる。そういえば雷鼓って今どうしてるんだろうか。

今回のファイナルの最大の目玉というかサプライズはやはり、椎名林檎のゲスト出演であり、初めて見る生林檎のご尊顔はそれはもうキュートだった。当然の事ながら彼女のバンド、東京事変は¥3,000では観られないので、それはそれは歓喜の極みだった事は書くまでも無いのだけれど、『CRAZY DAYS CRAZY FEELING』のコーラスとかを聴いても、「あ、CDと同じだ」というたわけた感想しか浮かんでは来なかった。ちなみに、『黒い下着』前の向井のMCは、「椎名林檎のBla
ck Underwearをひっぱりはがす」だった。
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| LIVE2004 | 04:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
くるりワンマンライブツアー2004〜安心しろ、秘孔ははずしてある〜:at 日本武道館 / くるり
日本武道館。
元々武道をやる為の場所なはずなのに、『ロックの殿堂』と呼ばれ続けてン十年。本来は武道をやる為の場所のはずなのに、年間の収益のほとんどがコンサートによるものであるという事実。
それが日本武道館。
『ロックの殿堂』の二つ名の通り、間違ってもポッと出アイドルや木っ端シンガーどもがおいそれと立てる場所ではなく――一部の例外を除いて――ミュージシャン達の多くは、特にバンドにとっては武道館のステージに立つ事はある種のステイタスであり、音楽をやっていく上での目標でもある日本有数のライヴ会場。それこそが日本武道館。
自分としても武道館にはライヴ会場としてのイメージしか持ってなくて、そんなところで演奏会なんぞやらかす奴らのチケットはきっとべらぼうにお高かかったりするに違いないというイメージがまあ根強く残ってたりしたので、きっと一生武道館にライヴ観に行く事はないんだろーなと思っていた。くるりがワンマンでライヴでもやらなかったら本当に武道館に行く事はなかったかも知れない。
まあ記念だから。そんなような気持ちで、たとえ演奏がショボかろうが音響が最悪だろうが、くるり初の武道館でのステージを、生涯で初めて行く武道館で、出来る限り楽しんでやろうと決めて行って来た秘孔ツアー武道館公演のレポを拙文にて。

予定開演時間の30分前に武道館に入り、缶ビール飲んで一服して15分前に席に着く。自分の座席とステージまでの距離の近さにびっくり。なんとアリーナ、前から4列目というこの奇跡。おまけに周りは女の子だらけというこの偶然。いざくるりが出て来てライヴが始まり、みんなが立ち上がっても、この環境なら絶対見える。ライヴハウスなら自分より背の高い奴に前に立たれても、スタンディングなのでいくらでも場所は変えられるが、全席指定会場のアリーナでは前の奴が自分よりも10cm以上背が高かったらすべては終わる。自分の前に座っている女の子の背中を見つめて思う――もしこの子が、昔どこぞの高校のバレー部で10年に1人の天才アタッカーとして鳴らしていて、プリンセスなんちゃらとか呼ばれていて、もしも身長が190cm近くもあったらどうしよう、と。

15分ちょい押しくらいで、くるり登場。立つ。みんな立つ。勿論俺の前の女の子も立つ。見える。よく見える。かつてこれ程近くでバンドのライヴが観られた事が俺の人生で1度でもあっただろうか。そんなくるり初の武道館ライヴ、1曲目は『黒い扉』。のっけからマ・佐藤の図太いベースラインに衝撃、7分弱くらいのところで繰り出される達身さんのギタープレイに鳥肌。8分弱あるナンバーなのだけどもっともっと聴いていたかったように思う。
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| LIVE2004 | 10:50 | comments(1) | trackbacks(0) |
ニュー・ブラッド Vol.19:at 原宿アストロホール / Last Days Of April / OCEANLANE
別に音楽に限ったことではないのだけど、過剰な期待を寄せるあまりに現
実に提供されたものを目の当たりにして愕然とする事は、ままある。世間
的には及第点以上のものだったとしても、山よりも高く海よりも深く美化
に美化を重ねた己のイメージと少しでも食い違いがあれば、それが失望へ
と取って代わる事もある。個人的な例を書かせて貰うなら、映画『トゥル
ーマン・ショー』であったり3月に観たバーンサイド・プロジェクトのラ
イヴであったりだ。勿論その逆も然り。

恋しさとせつなさと心強さと。彼らの音楽について言いたい事は篠原涼子
さんが10年も前に全部言ってしまっていた感が凄く強かったりもするの
だけれど、繊細さと激しさを併せ持つエモーション溢れるサウンドと水の
透き通った川のせせらぎのような美しいメロディが、モテ非モテひっくる
めたインディ・ロックファンの心を鷲掴み、長いこと来日が切望され続
けてきたスウェーデンの至宝Last Days Of April。
既発5枚のオリジナル・アルバムのうちの3枚を聴き、心を鷲掴まれてそ
のまま握り潰されそうなくらいに身悶えしていたところに待望の初来日
公演。これを聞かされて期待するなと言うのが無理な話だ。というわけで
巷ではチケットがプレミアとまで呼ばれた1夜限りのLDOAの日本初
ライヴをついに。おいでませLDOA。

今回の公演の直前に渋谷・新宿で行われたというインストアライヴの集客
が思ったより悪かったみたいな情報もネット上で目にしており、言い知れ
ぬ不安が過ぎったりもするのだけれどアストロホールに入ってみれば結構
ギチギチ。つってもまあ、オープニング・アクトに国内若手エモ・バンド
の旗手(らしい)OCEANLANEが出るので、そっち目当ても多く
いるのかと思うと若干寂しかったり。まあ美形キャラには誰彼構わず様様
つけたがる傾向にある我らがニッポンでございますから、「カール様〜
!」なんぞと叫ぶ輩がいようもんならホントおまえらもう……と暗澹たる
感情が首をもたげたところで客電が消えてOCEANLANE登場。

なんだかハーフがメンバーにいる様子のOCEANLANE、4人組だった。
「Last Days Of Aprilは僕の人生にも大きな影響を与えてる
バンドなんで、彼らの前座を務められるなんて夢のようです」とVo/G。
王道のエモ・サウンドにZARIGANI5のヴォーカルみたいな歌声を
乗せて7〜8曲を演奏。

LDOAのステージ・セッティング中、なんとVo/Gカール・ラーソンがい
きなりステージに現れて、自ら作業にとりかかると、ちらほらと歓声が。OCEANLANEは最後方で観てたのだけれどやはりLDOA、これは間
近で観なければ損だと、かなり久しぶりに前の方へ行ってみる事に。そ
してしばしの時間が経ち、LDOA登場!

ステージに現れたメンバーは5人。
Vo/Gのカール、ドラムのAndreas Fornell、そしてギター、ベ
ース、キーボードが各1人ずつサポート。カールはやはり王子様面だっ
た。そして細い。白い。美しい。SEがフェイドアウトしていく中、カール
がジャズマスターを鳴らし――『Live The End』でスタート。
今宵、都会の片隅のこぢんまりとしたライヴハウスが唯一無二の桃源郷に
変わる瞬間が遂に――!

…………
あれっ? というのが率直な感想。
なにしろ音が悪い。悪すぎる。なんだこれは。ギターもショボいしアンサ
ンブルというものをはなっから無視したかのようにリズム隊はバラバラだ
しそれよりも何よりも、彼が歌えば少なくともその周囲100mあたりの
空気はクリーンになるんじゃないかってぐらいの、思わず“様”づけで呼
びたくなるくらい素晴らしいカール様の生声様も、おっそろしく聴こえづ
らいのだ。魔のアストロホール、バーンサイドのトラウマ再び。

2曲目にして演奏された4thの名曲『All Will Break』も、個
人的にはどう考えてもショボいとしか言い様の無い演奏で進んで行き。気
持ち良さそうにリズムを刻む周囲を見渡し、ホントにみんな、こんなので
満足してんのかと――かなり前の方で観てる筈なのに、カールの声がホン
トに聴き取りづらい。これは絶対、カールが動くたびにその長い髪の毛が
口の中にまで張り付いてるからだけじゃあない。ニューヨーク・ヤンキー
スのキャップ被ってテレキャス弾いてるギタリストはやる気あるのかない
のか解らんし、やはり期待し過ぎるとろくな事がないのだろうかと、人生
について少し考えてみたり。

「Okay,the next song is 『Will The Violins Be Playing?』」
イマイチ噛み合わないプレイで3曲目までを消化した後、つぶやきにも似
たか細さでカールが、名曲中の名曲のタイトルをコール。やはりこれだけ
は外せない。CDのそれには遠く及ばない音だったけれども、サンプラ
ーから聴こえる電子音のバックトラックが必要以上にデカかったけれど
も、この曲だけは外せない。演ってくれただけで大満足。もうこの頃にな
ると、演奏の上手い下手よりも、数歩歩けば手が届くくらいの距離で、あ
のLDOAの生演奏を、しかも200人弱の小バコでまじまじと鑑賞
する事が叶っているという事実の方が勝り、こみ上げるものを抑えきれ
ず。

稀代の名曲の生披露に胸熱くし、その余韻冷めやらぬままに続けざまに
“外せない過去の大名曲シリーズ”第2弾が。来ました『Angel
Youth』!!「♪gather 'round〜」の時点でもう鳥肌モノ。
ようやく極上メロディを湛えた楽曲とバンドアンサンブルの妙が実を結ん
だ瞬間。これっすよ。これを待ってたんすよ。カールが長髪を振り乱しつ
つ紡ぐ、朗々たる歌声がホントに気持ちいい。感動。

そして新作『if you lose it』から『Tears On Hold』
〜『Your Anyone』までをアルバムの曲順通りに。思えばここまでカール
ももう1人のギタリストも、ここまで1回もギターチェンジなし。徹頭徹
尾ジャズマスターにテレキャスターでいくつもりなのか。そして妙に自己
主張の激しいベースラインと音のデカさだけが先走りし過ぎな感がぬぐえ
ないAndreasのドラム。
「Thank you!」と両手を伸ばして親指をぐっと突き立てるカール。
刹那の間を置いて鳴らされたのは、『Aspirins
And Alcohol』! うおぉぉぉ、マジっすか。マジっすかカー
ル様。あんな曲いいな、聴けたらいいな、がドラえもん風味で目白押し。
「♪will aspirins and alcohol some way〜」のあたり
で思わず涙腺がグっとくる。良かった。長生きはするもんだ。

そしてそして、個人的にはこの夜最大のサプライズにしてベスト・ナンバー
となった『Nothing's Found』が! 
1stの収録曲にしてdeep elmのコンピ『Emo Diary Vol.3』
にも収録されているこの曲がまさかまさかですよ。「エモ!」と聞いてイ
メージする音の模範というか集大成のごときサウンド。
ライヴということでダイナミクスは何倍も違う。オーディエンスのボルテ
ージもみるみる上がっていく。
ポップさを内包した繊細な曲もLDOAの魅力のひとつなのだけど、こう
いう轟音のダイナミズムとそれがもたらすカタルシスでで突き刺すような
曲もまた彼らの真骨頂であるのだと、ライヴで聴くと痛感する――どちら
にも共通しているのはただもう「良い」としか言えない程グッド過ぎるメ
ロディなんだけど。本編ラストは『It's On Everything』。
ここまででわずか12曲なのだけども全然短いとは感じなかった。
Aspirins〜Nothing's〜It's On〜の流れが――
特に『Nothing's Found』が――俺の中で相当濃密だったから
かも知れない。素晴らしい。素晴らしいセットリスト。

わりと早いインターバルでカールが1人でステージに登場。ジャズマスタ
ーを担いで、その後に出てきたキーボーディストと2人で
『At Your Most Beautiful』を! 4th『Ascend t
o the Stars』の輸入盤では堂々のラストを飾る優美かつ壮大
なナンバー(国内盤はボーナストラックがアルバムの流れを台無しにする
ステレオタイプな作りになっております)。
たゆたうようにこだまするノイズとピアノの旋律、そしてカール様のヴォ
ーカル様が、ただただ心地良く、しかし安易に眠りに落ちることを許さ
ず、胸をきゅっと締め付ける。夏の夜に蛍でも見ているような感覚。いつ
の間にかテレキャスとリズム隊も加わって、一気に終焉へと収束する。
鳴り続ける、キーンキーンというノイズに包まれながら万感の想いを胸
に、LDOA初来日公演の幕は下りた。
もしもこの後、オリジナル・ヴァージョンの『Playerin』を大
ラスに持って来たら神だったのだけど、残念ながらこれは演らずじまい。
それでもセットリストには満足。これ以上を望んだらバチあたるんじゃ
ねーのってくらいに。

何回もしつこいけれども、記念すべきLDOAの初来日公演に居合わせ、
あのカール・メロディを生で体感できたという事に尽きる今回のライヴ、
過剰な期待さえしなければ――完璧さを求めさえしなければ、最初から最
後まで嬉し涙に鼻をズビズビ言わせながら死んでもいいくらいのウカレポ
ンチで帰れたかも知れないんだけど、やはり序盤はいただけなかった。終
盤の流れがまさに感涙モノだっただけに余計に悔やまれる。しかしトータ
ル的には、やっぱり頑張ってチケット取って良かった。行って良かった。
生きてて良かった。
――激しく再来日希望。


Set List
1.Live The End
2.All Will Break
3.Been Here All Time
4.Will The Violins Be Playing?
5.Angel Youth
6.Tears On Hold
7.If You
8.Me The Plague
9.Your Anyone
10.Aspirins And Alcohol
11.Nothing's Found
12.It's On Everything
-------------------------
EN1.At Your Most Beautiful
| LIVE2004 | 10:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
TOUR MATSURI SESSION:at SHIBUYA-AX / ZAZEN BOYS
2ヶ月と経たないうちに、また行ってきちゃいましたZAZEN BOYS。
今回は、前回のツアーのファイナルだった渋谷AXを皮切りにZepp
Tokyoまで回る1ヶ月弱のツアー。以下はその初日のレポ。

今回のライヴ会場/通販限定CDは、前回ツアーのファイナルのライヴ盤。2
枚組。ナンバガの時には記録シリーズと呼ばれていたやつですな。しか
し中は1枚の厚紙を隔ててCDが入っているだけで、これまた保存に困りそ
うな代物。ナンバガの時でさえナイロンのCDケース付いてたのになあ。
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| LIVE2004 | 10:06 | comments(0) | trackbacks(0) |

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