2008.04.27 Sunday
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POPS SAVE THE INSOMNIAC2008.04.27 Sunday
RaidWorld Festival@SHIBUYA-AX 04.26
Human Highway祭りというかTemporary Residence祭りというか、日米のポストロック/インストミュージックを得意とするレーベルが微妙にクロスオーバーしている、なんかそんなようなものに行ってきました。このライブで特徴的だったのは出演バンドがExplosions in the Skyを除いてすべて日本のバンドであると言う事。国内でも国外でも特に変わらない目線でアティテュードを発信する事はなかなか難しいように思うのですけども、毎日毎日『羞恥心』を鼻歌で歌ってたりうっかり原宿からAXに向かってしまったばっかりに、ケツメイシの代々木競技場第一体育館待ちの人波に埋もれちゃったりしてると忘れてしまいそうになるのですけども、国境を感じさせないバンドというのが日本にもある程度、確実にいるというこの事実。
■world's end girlfriend お目当ての人がいきなりトップバッターで。ずっと観たかった。 唯一VJを使用していて、昔ネットで見たようなソロ弾き語り風ではなくてバンド編成。ストリングスはなくてサックスとドラムとギター。ドラムはセンターに鎮座していました。 前田さんは右端に座ってギターを掻き鳴らすという。たぶん『Hurtbreak Wonderland』が中心で、百年の窒息とか11羽のカラスとかやってたような気がします。前述のように一応ドラムは生っぽいんですがどうにもバックトラックに呑まれ過ぎで、轟音のパートでギターは狂気じみた勢いでガッとノイジーに爆発しているけど後は打ち込みの音しか聴こえて来ないという最悪の音響。激しく失望したと言う事は無いけど、個人的にまた当分観られなさそうなので残念な思いはあります。ワンマンで真価を発揮する人(達)なんでしょう。そうに決まってる。 ■envy 多分出演者の中で一番解りやすく大多数のファンを抱えてそうだったenvy。名前からしてこう、ひとりマニピュレーターをちょこちょこと弄りながら、アコギなんかで軽く弾き語ったりしながら綺麗系の歌声で酔わせてくれる女性シンガーを想像してた私みたいな阿呆は多分ほとんどいなかったわけですあの場には。見事なまでに厳ついヴォーカリスト。ツインギターとベースとドラム。あれ、6人編成じゃなかったっけ。 この手のバンドのセオリーからはちょっとだけ外れて、のっけからトップスピードでコアな爆音を炸裂させてイニシアチブを取った後に繊細さを打ち出したメロディで「あれ?」と思わせておいてまた轟音、余韻は少し憂いを帯びた感じで、という曲展開が印象的。ヴォーカルの展開も絶叫→語り→絶叫。ハンパしてんじゃねーよコラというチャンピオンないしヤングキング感が4組中で一番漲ってて清々しい。日本語なのに歌まったく聴き取れなかったけど清々しい。メロディラインにはツボにハマる瞬間も多かったけど、絶叫系のヴォーカルってちょっと聴けなくなっちゃったかなーとも思えて今ひとつという印象になってしまいました。 ■MONO 実はシングルだったというWEGとのコラボ作ぐらいでしか聴いた事のないバンドではありましたが、これライブ体感するとすごいなと。すごいみんな真摯。一音一音にとても真摯。時に染み渡り、時に流れていく音を細大漏らさず拾い集めるのにこちらも必死。 CDでは儚さだとか切なさだとか、そういう脆くも美しい的な部分が際立って聴こえるんだろうなという音世界。ライブでは激情3割増しな風に聴こえました。聴いてて印象に残ったのは、envyほど両極端な静と動ではなく、ローとトップの間に設けられたセカンドギア的な部分と、その密度の高さ。 静と動の間の助走と言うかあそびというか、非日常と次の非日常の間の日常というか、とにかくその虚ろな空白に幾重にも塗り込められた様々な色彩。それがたまらなく美しく、狂おしく響くのです。長くも無いだろうけど決して短くも無い道程の中で彼らが築き上げてきたものっていうのをちゃんと1つの音像として俺にも見せてくれる。聴かせてくれる。それをダイレクトに感じることが出来たっていうのが嬉しかったと、まあそういうわけなんです。良かった。 ■Explosions in the Sky 各バンド約1時間ずつセットを消化して、ここでTemporary Residenceのドン、真打の登場。聴き始めて日は浅いですが楽しみにしてました。右端の人がやけに流暢に日本語でMCをしていて、なんだこの親日家っぷりはと感嘆したのも束の間、彼は誰憚る事無くカンペ片手に喋っていて、という。それでも掛け値なしに巧かったですけど日本語。 そして演奏ですが、彼らの奏でる音は完全無欠に美しい。構成は演者の中ではMONOよりはenvyやWEGに近く、ポストロック的なジャンルの常套展開なのですけど、静謐から怒涛への移行に非常にソツが無いんです。まさにバンド名を体現するような勢い。朗々と日本語でMCをしていた件の右端の人はドラマーのプレイに割り込んで、1つのドラムを2人で叩く仲睦まじさを発揮してみたり随所に茶目っ気も見せつつテクニックとエモーションとを一遍の泥臭さも無くきらびやかに発露してみせる熟達のライブ。圧巻はツインギタリストとベーシストによる、叩きつけながら弾く、そのまま楽器も叩きつけてしまいかねないパフォーマンス。エレクトロニカ/ポストロックまたはマスロック周辺のドラマーさんには殊更に緻密なプレイと膨大な手数が要求されるもんだとは思いますが、このアンサンブルは来て良かったと思わせるに足る充足感。アンコールを期待する拍手も高まる中、予想に反してノーアンコールでお開きという無常感も、そりゃあれだけの名演ですものまた醍醐味かなと。 演出の関係で全体的に照明は暗めで、MONO以降はまだ見やすかったですけど、WEGのステージングが壊滅的に観づらかったのも個人的には憂うべきところで、今度こそワンマンでWEGを観ると言うのが生涯の抱負になりました、という感じで。 2008.04.09 Wednesday
Easy Action
しばらくここでの更新を見合わせますと宣言した矢先に更新している辺りが自分の筋の通ってなさの表れであるわけなのですけども。久々にバトンを受け取ったので。1ヶ月も遅れて申し訳ないですけどninnyさんありがとうございます。
【ドラえもんの秘密道具でいちばん欲しい物は?】 学生時代ならもしもボックスと翻訳コンニャクと暗記パンの狭間で揺れ動いていたことでしょう。大人のずるさを多少なりと身につけてしまった今だと四次元ポケットのスペアが欲しいです。 【オススメの漫画は?】 ・タイム涼介 / アベックパンチ
馬鹿馬鹿しくも熱い。 あとは、 ・石黒正数 / それでも町は廻っている ・安倍夜郎 / 深夜食堂 あたり……でしょうか……勧められそうなのは。 【行きたい旅行先は?】 支度する段階の煩わしさを思うと旅行ってあんまり好きじゃないのですけれど、飯が美味そうな国ということでスペインかイタリアかドイツで。パエリアとピッツァとザウアークラウトを食べてみたい。そしてサッカーにかぶれたりクラシックにかぶれたりトマトにかぶれたりジローラモにかぶれたりしたい。 【毎日これだけは欠かせない!ってことを教えてください。】 筋トレと踏み台昇降。たいした運動量じゃないんですけども。そして寝酒。 【今お気に入りのおやつを教えてください。】 スーパーで売ってるタンとハツの真空パック的なもの。そのままでもいけるけど、ちょっと温めてから食った方が普通に美味しいですね。あと意外とスパイシーなんですよねあれ。 【現在欲しいものは? 】 強いて言えば何もかも欲しいんですけども。 【おすすめのCAFEはありますか? 】 二子玉川駅前になかなか美味いピラフを食わせてくれるところがあったんですよね。8年ぐらい前の話ですけど。それからはカフェ行かなくなりましたね。 【カラオケでよく歌う曲は?】 ファルセットとかを頑張らなくて良い曲。下手でも歌える曲。 というわけで真心ブラザーズの『スピード』には助けられています。 【好きな小説家は?】 最近恩田陸さんをぽつぽつと。 【私、〜恐怖症です】 恋愛。 【好きなアーティストのオススメのCDを1枚、教えてください。】
ポップなのが好きな人はとりあえずどうぞ。 【今まで回答してきた中で必要ないと思った問いを一つ外し、欠番になった番号に自分で考えた問いを入れて次の人に回してください。】 【おすすめのCAFEはありますか?】OUT→【今欲しいスニーカー】INで。 エアジョーダンシリーズ……高くて……。 【1日誰かとチェンジできたとしたら誰と?そして何をしたい?】 スタジオミュージシャンになって誰かのレコーディングに参加して飯とトイレ以外の時間はすべて専門用語を喋ることに充てたいです。 【バトンをまわす5人を絶対に指名してください。アンカー禁止。】 今も見てくれているか解らないですけど、mileさんとゆきひなさん。あとは我こそはという方是非。 2008.04.07 Monday
lose control
月を追うごとに減っていく更新頻度に
かといってJUGEM→はてな間でのインポートならまだしも、JUGEM→はてな間のエクスポートは滞りなく出来る状態にあるかというと微妙そうなので、新規で書いていくと思います。これで少しは更新頻度もマシになるんじゃないかなと思います。しっくり来ないならば元に戻すかも知れませんし、統合スタイルがしっくり来るようならばそのままはてなで続けて行くかも知れません。その時はここは無期限放置、または別のテーマのブログになっているかも知れません。畳む決意に踏み切れないのは、正式版開始当時のJUGEMショックによる画像容量無制限の特典に未だしがみついていたいからというなんとも下衆な理由に他ならないわけです。ほとんど画像なんて使わないのに。 異なるテーマでブログを掛け持ちすることは、なんというか表の顔と裏の顔的な感じがして密かに憧れていた所業でしたのでしばらく頑張っていたのですが、どうにもこうにも立ち行かないので。まあこれに懲りず引き続きよろしくしてくれるという強靭な意思をお持ちの方は何卒よろしくお願いします、という事で。 2008.04.02 Wednesday
Our Brother the Native / Make Amends, For We Are Merely Vessels
2ndかしら。Radioheadの『Videotape』をカヴァーしてちょっぴり話題になっているのかな。 質感はパッと聴きどポストロックという感じです。冒頭こそ遠雷のようなノイズと叫びとも怒号ともサンプリングともつかない人声がするものの、アルバムが進んでいくにつれゴッドスピードあたりを思わせるザラつき気味で、怪我した時のちょっとした熱さも孕んでいるような。 Twilight Sadの登場を考えれば彼らはいかにもFat Catの範疇というか真っ先に思い描くイメージの想定内で、まあ可もなく不可もなく。 2008.03.31 Monday
Furi Furi '65
積読ならぬ積聴が微妙に溜まってきつつあります。それもこれも『龍が如く 見参!』とか、『シムシティDS2』とかが面白すぎるから悪いんだ。『超熱血高校ドッヂボール部』は不完全燃焼だったけど。
§ フライデーだかフラッシュだかの増刊に載ってたエアギタリストの金剛地さんによる元サザンのギタリスト・大森さんのインタビュー記事。 見事に「昔は良かった」的な内容がビシビシで清々しかった。ギター小僧時代のインタビューは興味深かったけど、サザン時代に差し掛かってくると、「桑田にギターを教えたのは僕だから(笑)」発言が飛び交う等、そうだったとしても言ったら負けだろと思うような文言に惜し気もない未練が迸ってて非常に楽しませていただきましたよという。 終始待ちの姿勢がまた素晴らしい。今年はサザンも30周年であるからして、なんらかの形で大森さんにオファーが来る事を願ってなりません。いやさ願わずにはいられない。
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